池 敬子プロフィール
1948年高知県高知市生れ、現在も高知市在住。
小さい頃から絵を書いたり人形の服を縫ったりすることが、大好きでした。
初めてミシンを使ったのはいつかは覚えていないのですが、
中学生の頃には、自分の夏のワンピースやスカート・ブラウス等は足踏みミシンで縫っていました。
自分はファッションデザイナーになると決めていました。
フリルやレースを沢山付けて、友達に羨ましがられたものです。
高校卒業後地元のドレスメーカー女学院で2年間洋裁の基礎を学びました。
ちなみに成績はデザイン画共にトップでした。
東京杉野学園卒業後パリに行く予定でしたが、1970年に結婚をしましたので断念しました。
ミシンを使う事が大好きだったので、何でも縫いました。
知人の服・自分の服・主人の服ズボン・子供服、以前より捨てられなかった洋裁の残り布を三角・四角にカットして、ミシンで縫い繋ぎ、ベットカバーを何枚も作っていました。
後にこれがパッチワーク・キルトだと知りました。
私のパッチワークの始まりはミシンキルトですが、キルトは手縫いでなければと日本中がそんな雰囲気に成っていました。
それなら、キルトは手縫いで洋裁はミシンでと昼も夜も縫い続けて、ハンドキルトの制作も楽しくなり、どんどん作品が出来ました。
1980年頃、私を知らない人の評価が知りたくて『 黄金の針 』コンテストに応募の始まり。
その後、1988年グランプリ受賞し年1度の作品はオリジナルデザインでテクニックを上げる為と、創作キルト制作のきっかけとなりとても楽しかった。
その後日本中のコンテストに入賞。
1995年USAパシフィック・インターナショナルキルトフェスティバルに、海外で初めて応募。
創作部門第1位受賞。
キルティングは手縫いですがピースワークはミシンを使い、この頃からミシンキルトを作りたい気持ちが強くなりベルニナ180を購入し、ミシンキルトに没頭。
この後キルトは全てミシンキルトとなります。
USAワールドキルトで『 ベストオブカントリー 』
2000年キルトエキスポ『 アジア賞 』受賞し、ハスクバーナー・デザイナーⅠを贈られる。
日本では『 ブラザー大賞 』等ミシンキルトならではの、私の技法を使った細いラインとドットのオリジナルテクニックを使った作品で国内外のキルトコンテストにおいて多数受賞。
日本各地でベルニナワークショップを開催、イベントではデモンストレーション等を行いミシンキルトの指導・普及に力を注いで来ました。
台湾・韓国等初めてのベルニナ本社主催のアジアツアー(マレーシア・インド・韓国)とワークショップ等を行い、海外でも活躍。
自身はミシンテクニックを上達する為にトラディショナルデザインを美しく仕上げる事を目指して、オリジナルデザインとのミックスでイノベイティブ・トラディショナル・コンテンポラリーと, とらわれる事無くミシンに向き合っています。
ベルニナ ホリデーヌ・アーティスタ180・440・640・830そしてAPQSジョージと
頼もしい私の大好きなミシン達と、沸きあがってくる気持ちを捉えて
力いっぱい制作する楽しいミシンキルト人生を送っています。
1970年頃 | 独学でパッチワーク・キルト制作を始める。 |
1980年~1992年 | クロワッサン全国壁掛けコンクール 第4回 入選 『 冬の夜 』 第5回 佳作 『 あの頃いちにちは 』 第7回 佳作 『あけぼの 』 第8回 佳作 『 小鳥のレストラン 』 第9回 入選 『 花火師 』 第10回 佳作 『 色あそび・布あそび 』 第11回 銀賞 『 橋 』 第12回 黄金の針賞 『 夕映え 』 第13回 入選 『 木もれ日 』 第16回 佳作 『 For BigBang 』 |
1981年 | 浜幸画廊 個展 |
1991年 | ギャラリー パン 個展 |
1993年 | 第2回清里キルトウィーク 花のキルト部門 優秀賞 『 Window 』 アメリカ マサチューセッツ州 フェアフェーブン 特別出展 |
1994年 | 第3回キルト日本展 金賞 『 Life 』 |
1995年 | パシフィック インターナショナル キルトフェスティバル (カリフォルニア州サンタクララ) 創作部門 第1位 『 ブレイク ザ サイレンス 』 ギャラリーパン 個展 |
1997年 | ワールドキルト&テキスタイル コンペティション 特別出展(アメリカ カリフォルニア州) パシフィック インターナショナル キルトフェスティバル (カリフォルニア州サンタクララ) 創作部門 入選 『 カラースコール 』 画廊北山 個展 |
1998年 | ワールドキルト&テキスタイル コンペティション 特別出展(アメリカ カリフォルニア州) |
1999年 | ワールドキルト&テキスタイル コンペティション (アメリカ ノースカロライナ州) ベスト オブ カントリー(最優秀日本賞) 『 ビジョン オブ ブラック 』 |
2000年 | キルト エキスポ・キーピング ザ ワールドソーイング (フランス ストラスブール) アジア賞 『 ピース オブ ドリーム 』 第2回HCCキルトコンテスト ブラザー大賞 『 HOTARU 』 サード ホライゾン・インターナショナル キルト コンペティション(イギリス) 入賞 『 風のささやき 』 |
2001年 | Master Piee :Quilts of the new Machine Age (アメリカ ヒューストン) 『 トワイライトゾーン 』 |
2002年 | 東京国際キルトフェスティバル 日本キルト大賞 柏木 博(東京武蔵野美術大学教授)審査委員長賞 『 光 跡 』 |
2003年 | 個展 東京銀座アートスペース ふたり展 高知県いの町 紙の博物館 イギリス ワールドキルトショー特別出展 『 光跡 』 『 ビジョン オブ ブラック 』 |
2005年 | 世界のキルト作家100人展出展 『 夢一夜 』 ヨーロピアン パッチワーク ミーティング・ インターナショナル コンペティション(フランス アルザス) テキスタイル ミュージアム特別賞 『 サウンド ウエーブ 』 |
2006年 | いの町 紙の博物館 『 私たちの針仕事展 』 |
2007年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待作品 『 オータム ゾーン 』 |
2008年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 スター ダスト 』高橋恵子 and 池 敬子コラボレーションキルト展を企画開催 高知県いの町 紙の博物館 韓国にて講習 |
2009年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 幻想の黒い森 』 台湾にて講習 |
2010年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 水面の輝 』 |
2011年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 青の幻想 』 郷家啓子 and 池 敬子コラボレーションキルト展を企画開催 高知県いの町 紙の博物館 台湾 : 隆徳美術館にて個展 |
2012年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 Evolution 』』 |
2013年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 Let’s Go Party 』 ワールドキルト・コンペティション17 第2位 : Evolution( エボリューション )進化 ベスト オブ カントリー ( 最優秀日本賞 ) 『 Let’s Go Party 』( さあ パティーしよう!! ) 第21回インターナショナル・キルトウィーク・横浜 ミシンキルト部門 : 優秀賞 『 マジカル ゾーン 』 |
2014年 | 東京国際キルトフェスティバル 招待出展 『 アメリカン スピリット 』 スイス ベルニナ本社企画 ワークショップ : アジア ツアー 開催国 : マレーシア ( クアラルンプール ) ・ インド (ムンバイ ) ・ 韓国 ( ブンダン ) 第22回インターナショナル・キルトウィーク・横浜 花の部門 : 最優秀賞 『 ファンタジー フラワー 』 |
2015年 | AQS Quilt Week Syracuse 2015 第2位受賞 『 赤と黒のイリュージョン 』 IQA インターナショナル キルトフェステバル ヒューストン TX ☆Mixed Technique Category 第1位受賞 『 マジカル ゾーン』 |
2016年 | ワールドキルト・コンペティション20 トラジショナル部門 : 第1位 『 アメリカン スピリット 』 インターナショナル キルトフェスティバル ヒューストン2016 ホームマシーン部門 : 佳作 『 ファンタジー フラワー 』 |
2017年 | スイスベルニナ本社エントランス1年間展示 『 Red and Black Illusion 』( 赤と黒のイリュージョン ) |
2019年 | 「 第15回キルト日本展 」 トラジショナル部門 : 銅 賞 『 Blue Impulse 』( 青の衝撃 ) |
2022年 | 第1回東京キルト展 招待出展 『 幻 影 』(Phantom)ファントム |
日本各地及び韓国・台湾・インド・マレーシア等でワークショップを開催。 キルトジャパン・パッチワーク通信等に作品掲載及びミシンキルト講座掲載。 |